受験生への一言アドバイス!

養護教諭をめざして大学受験の準備を進める高校生の皆さんへ


オープンキャンパスには是非、足を運びましょう!
行きたい大学の養護教諭専攻の候補が決まったら、ホームページや大学案内のパンフレットだけで情報を集めるのではなく、実際に自分の目でその大学を見る機会である「オープンキャンパス」に足を運んでみましょう!特に養護教諭専攻では実習系の科目が多いため、教室だけでなく実習室の様子、施設・設備・器材の状況なども見ておくと良いでしょう。

オープンキャンパスで先輩学生の姿を見たり、実際に話を聴くことで、その大学がどのような養護教諭を育てようとしているのか?教員採用試験対策にどのぐらい力を入れているのか?がわかります。“百聞は一見にしかず”、自分の目と耳でしっかりと確認し、実り多い四年間が過ごせる大学を選びましょう。
面接は笑顔と身だしなみに注意してね!
大学受験において個人面接がある場合、緊張していても笑顔でハキハキとした受け答えをすることが大切です。面接官は「この生徒は将来、どんな教員、どんな養護教諭になるだろう?」という視点から質問を投げかけてくるので、小さな声でボソボソと話すのではなく、笑顔で明るく、ハキハキと答えることで、教員としての資質を兼ね備えていることをアピールします。また、養護教諭は将来、子どもたちに姿勢の大切さや爪を切り揃えることの必要性を指導していく立場なので、姿勢はもちろんのこと、爪は必ず短く切りそろえて面接に臨みましょう。
面接では熱意と根性のあることを示してね!
どの面接官も受験生に対して、“養護教諭になりたい!”という夢を叶えて欲しいと思っています。しかし、現実には養護教諭の教員採用試験は、どの県においても倍率が高く、最難関の試験の一つと言って過言ではありません。そのためその受験生の養護教諭への強い想いを確認するために、「教員採用試験に合格できなかったらどうしますか?」といった質問や「養護教諭専攻に入学すると勉強や課題に追われ、遊ぶ時間もありませんが、そのような大学生活をどう思いますか?」といった、ちょっといじわるな質問をしてくる場合があります。そういった場合には、何があっても養護教諭になりたい!という強い気持や、大学生活では勉強を最優先にすることを伝え、養護教諭をめざす熱意や決めたことをやり通す根性のあることを示せると良いと思います。
面接の前にはもう一度「アドミッションポリシー」の再確認を、「建学の精神」と「教育の理念」は説明できるようにしましょう!
皆さんは既にご存知だと思いますが、国公立・私立を問わず、大学または学部・学科がどのような人に入学してほしいかということを示したものが『アドミッション・ポリシー』です。特に総合型選抜・学校推薦型選抜時の志望理由書や面接では、アドミッション・ポリシーに合致しているか否かが合否に大きく影響するため、アドミッション・ポリシーの内容をきちんと理解しておくことが重要です。また、私立の大学では「建学の精神」や「教育の理念」に重きを置いているところが多いため、正確に言えることはもちろんのこと、意味を正しく説明できることも大切です。

東海学園大学の建学の精神は『勤倹誠実(きんけんせいじつ)』で、仏様のご恩に感謝し、打ち込んで生きるという意味です。また、教育の理念である『共生(ともいき)』は、すべてのものが大宇宙の大いなる命に「生かされて生きている」ことを感謝し、「心が生き生き」と生きるように、さらには、まわりの人や事物と協調して「生き生きと生きる」ことをめざしてます。
小論文は「文字」も大切デス!
推薦入試等で小論文やエッセイが課される場合は、内容はもちろん重要ですが、「文字」も大切です。小論文やエッセイを採点評価する大学の先生がたは年輩の方も多いため、しっかりとした筆圧で、読みやすい字を書きましょう(クセ字や丸文字は避けましょう)。小論文を書く際はシャープペンシルではなく、できるだけB以上の濃さの鉛筆を使った方が良いと思います。(東海学園大学では、エッセイに関しては黒のボールペンで書くことが指示されています)また、文頭や段落が変わる場合には「1文字分」原稿用紙のマス目をあけるといったことや、拗音(例:「きょ」「しゅ」「きゃ」)や長音(例:「シール」「ロープ」)、促音(例:「行った」「ラッパ」)が文頭にこないように注意するなど、原稿用紙の正しい使い方をマスターしておくことも大切です。
複数の入試区分に願書を出すことのメリット!
どうしてもその大学の「養護教諭専攻」に入学したい!という場合には、複数の入試区分に願書を出すのも一つの方法です。たとえば、東海学園大学では複数の入試区分に出願する際には、2つ目の出願から受験料の割引制度が適用されます。また、高校時代に行っていた活動(スポーツ、文化活動)や高校時代に取得した資格を活かして「スポーツ・文化活動・資格取得者推薦入試」といった入試区分を利用する方法もあります。 なお、一般入試は実施時期が遅いほど倍率も高くなるため、どうしてもその大学の養護教諭専攻に入学したいと考えるのなら、早い時期の一般入試を受験した方が良いでしょう。